家を建てる時に「生命保険見直し」を勧める本当の理由
2014/02/08
カテゴリーお役立ち情報
どうも、西山です。
今日は新築の火災保険のご相談を3件お受けしました。
住宅ローンを組んでお家を建てる場合、お家のお引き渡しまでに火災保険の加入が必須のケースがほとんどです。
お引渡しまで余裕がある場合は、ご希望であれば7~10社のお見積りを見ていただいて、各社の特徴をお話させていただき、
「○○ではこんなに保障のことを説明してくれなかった!」
「こうやって比べてみると分かりやすいですね。」
なんてお声もたくさんいただくんですが、火災保険のご相談時に一応お話するのが生命保険のお話です。(※ご希望の方のみ)
「家を建てるときは生命保険の見直し時期ですよ。」
なんとなく聞いたことがあると思います。
これを聞くと
「借り入れ(住宅ローン)が増えたからまた生命保険に入れ!っていうんでしょ?」
と思われるかもしれませんが、 実はそうではありません。
●家を建てる時に生命保険を見直す理由
まず生命保険、特に死亡保障の基本的な考え方ですが、
「万が一の時も家族が困らないように。」
ほとんどの方がこういう目的で加入されてるはずです。
ですので、
「いくらお金があったら困らないのか?」
を計算する必要があるんです。
この
「いくらお金があったら困らないのか?」
を、専門用語で
「必要保障額(ひつようほしょうがく)」
と言います。
すごくざっくりな話ですが、
・住居費(家賃、住宅ローンなど)
・生活費
・子どもが大きくなるまでの教育費
・お葬式代
これらを合計して計算していきます。(※本当は、ここから配偶者の収入や遺族年金を差し引いて、「必要保障額」としますが、今日は割愛)
現在賃貸アパートに住んでいて、お父さんが万が一後も引き続き賃貸アパートに住み続けるなら、必要保障額は
となりますが、
住宅ローンを組んでお家を建てると、万が一時は住宅ローンがなくなりますので、住居費がいらなくなりますよね。※団体信用生命保険に加入の場合
したがって、必要保障額は
という風になります。
このように住宅ローンを組んでお家を建てると「必要保障額」は減るんですね。
※団体信用生命保険に加入の場合
増えるんじゃないんです。減るんですよね。
当然、必要保障額に合わせて保障を下げると保険料は安くなりますよね。
もし、掛け捨てで必要以上の保障に加入されてる場合は見直して、お子さまの教育費や、老後の資金に充てるのも一つの「家計の見直し」ですね。
まあそんな感じで。
「お家を建てるときは生命保険の見直しの時期ですよ。」
ご理解いただけましたでしょうか?
今日は「家を建てる時に生命保険見直しを勧める本当の理由」についてお話しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
PS、
あくまで計算上のお話ですので、これらを頭に入れながら
「いくら必要か?」に加えて「いくら残したいか?」
を検討してくださいね。
また、実際に保険の見直しの際には、現在の保障だけでなく、
「いくら」の保障が「いつまで」続くのか?
を確認しておくと、将来の見通しもつくと思います。
あなたの保険選びの参考に少しでもなれば幸いです。