貯蓄保険は“悪”なのか?
2025/08/06
カテゴリースタッフブログ
どうも。ネットサーフィン検定1級のFA高知の西山です。
まあ、そんな検定は存在しません。完全に冗談です笑
ただやっぱり、今どんな情報が出ているか、世の中の価値観がどう変わってきているかは、日々チェックしておかないといけませんからね。
仕事の合間にネットを流し見するのが、半分趣味で半分仕事になってます。
で、最近よく目にするのがこんな声です。
「貯蓄型の保険なんてやめとけ」
「保障は掛け捨て、貯蓄はNISAやiDeCoで」
まあ、言ってることは分からなくはないです。
実際に僕自身も、家族に必要な保障は掛け捨てをメインでしっかり準備しています。
※すべてではありません。いや、むしろ貯蓄保険もたくさん入っています笑
「保障は掛け捨て、貯蓄はNISAやiDeCoで」
合理的でシンプル。何より分かりやすいですね。
なので、これはこれで“正解”だと思います。
ただですね、ここでひとつ思うことがあるんです。
じゃあその「NISAやiDeCoで貯蓄」は、ちゃんとできてますか?ということです。
たとえば、新NISAの口座数は2024年12月時点で約2,560万件。18歳以上の日本人のうち、およそ5人に1人が口座を持ってる計算になります。
ただ、実際に運用している人はそのうちの約半数。つまり、「口座は作ったけど、運用は始めていない」人がかなり多いということ。
iDeCoも同じで、「気にはなってるけど難しそうで止まってる」というお声は、ご相談の中でも本当によくお聞きします。
「保障は掛け捨てで、貯蓄は自分で。」
そのつもりでいたのに、いつの間にか何も始めていない。それって、“備えがあるようで、実際にはない”状態と同じなんですよね。
もちろん、保険と貯蓄をきっちり分けて考えるのもひとつの考え方です。
でも、「貯めるのが苦手」「どうも続けられない」という人にとっては、生命保険の中に“強制的に残す仕組み”を組み込むことが、逆に合ってるケースもあると思っています。
最近では、円建て、ドル建て、変額保険。また、保障と貯蓄、どちらも同時に準備できる商品など、いろんな積立保険が各保険会社からたくさん出てきています。
結局のところ、「掛け捨てか貯蓄型か」ではなく、自分にとって“続けられる形かどうか”が一番大事です。
「貯めるつもりだったのに、全然貯まってなかった…」
そんなふうに感じている方こそ、一度見直してみてください。
貯蓄保険は悪なんかじゃありません。“ちゃんと備える”ための手段のひとつです。
将来に向けての準備、よかったらFA高知にお気軽にご相談くださいね。
それでは今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
西山