『フラット35』で住宅ローンを組む時に知っておきたいこと
2013/11/06
カテゴリースタッフブログ
どうも、西山です。
今日はフラット35で住宅ローンを組まれた(もしくは組む予定)の方へのご案内です。
住宅ローンを組まれる場合、『団体信用生命保険』(以下、団信)という保険の加入を勧められます。
この『団信』は、
『住宅ローンを組んだ方が亡くなると残りの住宅ローンがチャラになる。』
という保険ですが、フラット35の場合は『団信の加入は任意』(入っても入らなくてもいい)となっています。
(一般の金融機関の住宅ローンは加入が強制となっているところがほとんど。また、フラット35でも窓口によっては代わりの保険が必要なケースもあります。)
まあ『任意ですよ。』と言われても、仮に一家の大黒柱のお父さんが住宅ローンを組んで万が一の事があった場合、収入がなくなり住宅ローンが残るということになりますので、基本的には『何らかのカタチ』で万が一の保障を準備するのが賢明だと思います。
この『何らかのカタチ』という選択肢の中に、
『生命保険で住宅ローンの残債分の保障を準備する方法』
があります。
●まず始めに、団信の基本的なしくみについて
この保険は
・15歳~69歳まで加入できる(保障は80歳まで)
・保険料は一律1000万円の残高に対して約36000円/年と決まっているので
住宅ローンの残債が減っていくと保険料も毎年減っていく。
・払い方は年払いのみ
・生命保険料控除の対象にはならない。
・途中加入はできないが、唯一親子リレーで住宅ローンを組んだ場合、
・継者が返済途中から団信に加入することができる。
とまあこんな特徴を持っています。
ここでポイントなのが
・保険料は一律1000万円の残高に対して約36000円/年と決まっている
というところです。
15歳で加入しても、69歳で加入しても保険料は同じなのです。
一般の生命保険でいうと、これはあり得ません。
15歳の方が亡くなる確率と69歳の方が亡くなる確率は全く違いますので、保険料もそれに伴い全く違います。
この両者の特徴を生かして、
住宅ローン分の死亡保障を少しでもお得に準備するには、若い方は『生命保険』で準備した方が保険料が安く済む。年配の方は『団信』で準備した方が保険料が安く済む。
ということになります。
もう少しだけ詳しく言うと
・30歳以下の男性
・35歳以下でおタバコ吸ってなくて健康な男性
・40歳以下の女性
は団信で保障を組まれるよりも、生命保険で準備した方が保険料が安くなるケースがあります。
10月も、お家を建てられる方お二人の団信シミュレーションを行いましたが、一人(26歳男性、非喫煙で健康)は生命保険で準備した方が35年間で80万円以上保険料が安かったので、すでに団信の仮診査は済まれさてましたが、生命保険の査定後、団信をキャンセルして切り替えをしました。
一人(40歳男性、非喫煙で健康)は、生命保険で組むと団信よりも30年間で15万円ほど高かったので、そのまま団信を継続しました。
検討される場合はもちろん健康状態などの診査もありますし、ご夫婦で住宅ローンを組む場合などケースによって違ってきますので、もし気になる方は、お見積り自体は簡単にシミュレーション可能ですので一度ご相談ください。
今日は『フラット35で住宅ローンを組む時に知っておきたいこと』(その1)
をお届しました。
また、書きます。
●少し読みにくいかと思いましたのでこちらに書き直しました。
http://fa-kochi.jp/blog/20140117/