保険は加入してから、途中で解約することは可能ですか?
はい、もちろん途中で解約することは可能です。
ただし、今加入している保険を本当に解約すべきかどうか見極めてから解約されることをおすすめします。
解約を考える方の多くは、保険の見直しをした際に今まで加入していた保険を一度解約して新しい保険に変えるというケースです。一度、保険を解約してしまうと後戻りはできません。
保険解約前に知ってくべき2つのこと
解約する前の保険の方が良かったと後悔しないためにも、解約前にしておくべきことをご紹介します。
1.新たに保険加入することが必ずしも良いとは限らない!
保険を解約する前に、今加入の保険に解約返戻金が付いているかいないかを確認しましょう。
解約返戻金とは?
保険を解約する際に保険会社から払い戻しされるお金のことを言います。
解約返戻金は、下記のどちらの場合でも支払われます。
- 保険加入者が解約をした場合
- 保険会社の都合で契約を解除された場合
解約返戻金が付いている保険と付いていない保険があります。解約返戻金が付いている保険は、解約する時期が早ければ早いほど戻ってくる金額は少なくなる可能性が高いです。
解約返戻金が付いている生命保険
- 終身保険
- 養老保険
- 学資保険
解約返戻金が付いていない生命保険
- 定期保険
- 収入保障保険
2:保険を解約するタイミングを間違えない
解約したからといって新しい保険に必ず加入できるとは限らない!
今加入している生命保険は、現時点で病気になっても保険に加入し続けることができ、たとえ病気になった場合でも更新することは可能です。しかし、新たに生命保険に加入する場合は、病歴や医師の審査などが必要になりますので、病気になったことがある人は新たに保険へ加入できない、もしくは今以上に条件に制限がある保険にしか加入できない可能性が高まります。
解約の時期を間違えると保障がない空白時間が発生してしまう!
新たに保険に入り直す場合、最も気を付けなくてはいけないのが解約するタイミングです。新しい保険に加入する前に、今加入している保険を解約した場合、新しい保険の責任開始日が始まるまで保障のない空白の時間が発生します。
せっかく保険を見直し、より良い保障の保険に加入しようとしているのに空白期間にもしものことがあった場合は、保障が全くありませんので保険料は一切支払われません。
必ず新たに保険に加入し直す場合は、次の新しい保険の申込日ではなく責任開始日がいつなのか確認できてから、今加入している保険を解約するようにしてください。
まとめ
保険の解約に関しては、解約する前に新しく加入する保険の保障が本当に必要かを理解することや新しく加入する保険のリスクはないか、今後必要な保障・備えは何なのかをしっかりと見極めることが大切です。
特に、生命保険や医療保険を解約する場合は、保険料の支払い期間が短ければあまり気にしなくてもいいかもしれませんが(解約返戻金が付いている保険でもほとんど戻ってこないため)、ある程度の年数保険料を支払っている方で、解約返戻金付きの保険に加入している場合は、解約のタイミングによって解約返戻金が払込保険料総額を上回る場合があるので、必ず解約返戻金については確認しましょう。
最も重要なのは、解約をすると決めた場合の今加入している保険の解約するタイミングです。新しく加入する保険の保障開始日前に解約してしまうと、何も保障がない空白時間が発生します。この間に万が一のことがあった場合でも、何も保障がないので保険会社は一切保険料の支払いはしてくれません。
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